カズオ・イシグロ受賞に大興奮!

ノーベル文学賞は、カズオ・イシグロ・・・

そのニュースを聞いた瞬間、

「きゃあああああああっ!」

キッチンでしていた洗い物を放り投げて、テレビの前に正座でした。

うれしい、うれしい、うれしい!

明日、職場で、みんなで、喋らなくちゃ!!

案の定・・・

今朝、一番で、他部署の本好き仲間(アサイチさん)を見かけるなり・・・

「カズオ・イシグロ、やりましたね!」のお声がっ!

思わず、私も廊下の奥にいた彼女の元へ駆け寄り、きゃあきゃあと♫

同世代の同僚は、遅番。

ドアを開けるなり、「お疲れ様」よりも早く、

「ぴあ野さん、カズオ・イシグロでしたね~~~」、再び、きゃあきゃあと♫

もう、今日は、仕事にならない!?

・・・ってくらい、本好きの仲間が集まっては、カズオ・イシグロの話題でもちきりでした。

(ちゃんと、みんな、お仕事しています!笑。)

だって、ノーベル文学賞ですよ、もう、すんばらしすぎますっ!

私は、1993年の映画「日の名残り」から入りました。

アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン・・・演技派の二人と共に

英国の重厚さが漂って・・・今でも、あの流れるような音楽を忘れられません。

そのあと、すぐに原作を読みましたが・・・

もちろん、映画よりも細かく、ちょこっと違うわけですが

それがむしろ好もしく・・・

わたしの人生で一番、現代イギリス小説を読んでいた時期だったので

当時、好きだった、アニタ・ブルックナーやスーザン・ヒルなど共に、

しっかり胸に刻みました。

その後、翻訳ものから離れてしまうので、

(さすがに原書で読む気にもなれず)

全部の作品を読んだわけではありません・・・

『忘れられた子どもたち』、『私を離さないで』の三冊しか読んでいないので、

ファンというには、おこがましいです。

でも、本好きとして、やっぱり、うれしい受賞でした。

以下、職場でのおしゃべりです。

職場で、一番詳しいのは、以前からファンを公言しているアサイチさん。

英国留学経験もあるので、全部、原書で読んでおいでです。

そのアサイチさんは

『日の名残り』と短編集の『夜想曲』が、まずは、これからの入門編。」

と、おっしゃいます。

「う~ん、私は『日の名残り』は、物語に動きがないので、

まずは英国に興味がないと厳しいんじゃないかなぁ、と思います・・・

それなら、『私を離さないで』の方が、面白いんじゃないでしょうか」と異論。

「でも、あれは、何のことをっているのか、

気づかない人にはわからないでしょう?」と、もっともなお言葉。

「そりゃそうですけれど・・・

今は、カズオ・イシグロの著作は、あちこちで

内容も解説されていますから・・・

臓器移植やクローンの話って、これから読む人は、分かって読みますからね・・・」

「あ、そうですよね~」と、アサイチさんにも納得していただきき・・・

『私を離さないで』も、めでたく入門編に加えました。 笑。

(みなさ~ん。ご参考にしてくださいね♪)

でもね・・・

それって、ちょっと寂しいかも。

私が、あの作品を読んだ時(2005)は、いまほど、臓器移植やクローンが

当たり前の話題ではなかったから・・・もしかして、あのこと?と

読み進めていく中で、わかっていく面白さがあったのですが・・・

同じことが、私の場合は、

『忘れられた巨人』に言えるでしょう。

アサイチさんいわく・・・

「『忘れられた巨人』(2015)は、難しいから、後回しですね!」という小説。

本日、遅番だった、ケルト好きの同僚が、当時早速、読んでいて、

本を借りる約束をしていたのですが・・・

バタバタしていて、すっかり忘れていました。

今、あの小説の解説が、あちこちにされていますからね~

良い手引きになる分、ちょっと面白味が失せてしまうかもしれません。

新聞をあれこれ読んだので、

イシグロ氏が、自作の日本語翻訳に対し

とても厳しいと言うことを知りました。

渡英後も、おうちでは日本語を使っていたそうですから、

本当は、日本語を理解されるはずでしょう・・・

でも、決して日本語でお話になりませんよね。

日本語は自分の言葉でない以上、使うべきではない・・・と

お考えなのかもしれません。

だとしたら、それは言葉に対する、作家としての矜持なのでしょう。、

ちなみに、英語がご堪能なアサイチさんのおっしゃるには、

カズオ・イシグロの原文は、とても読みやすいそうです。

昨日の記事でもアップしましたが、

今、言葉を見直す風潮が出てきているのかなぁ・・・

竹野内豊さん主演の「この声を君に」ですが・・・→「今さらの『ひよっこ』ロス

・・・正直、去年のボブ・ディランの受賞で

ノーベル文学賞は、行くところまで行ってしまったのかもしれません。

(去年は、違和感しか感じませんでした)

その反動なのでしょうか・・・

今年は、再び、王道に戻ってきた気がします。

だとしたら、うれしいですね~

あ、嬉しいことを、もう一つ。

カズオ・イシグロ氏は

「10代で『ジェーン・エア』を読み、作家としての可能性を自覚」し

「20代で谷崎潤一郎を読み、日本への扉が開かれたと感じた」そうです。

仲間の一人が、

「それって、ぴあ野さんの好みとおんなじですよね!」と

指摘してくれました。

いやいや、私は「作家の自覚」は関係ないけれど、

どっちも、とっても好きな作家さん・・・

実は、この読書歴だけは、イシグロ氏と重なっていて、ニンマリだったの・・・

ご指摘、ありがと~ね~でした 笑。

ああ、カズオ・イシグロとは!!

今まで、細々とでも読んで、良いなぁと感じていて良かった。

本好きのご褒美をもらったような気分です。

本日の記事は、職場の本好き仲間と

興奮して語り合った、備忘録でもあります。

もろもろ、どうぞ、ご容赦を。

おつきあいいただき、どうもありがとうございました。

<!–

–>

Related posts:

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

ˆ Back To Top