クロノメーター・スモールセコンド

SWISS MADE BENAR クロノメーター・スモールセコンド

SWISS MADE のクロノメーターです。

 メタルベルトの手巻き、クロノメーターです。文字盤が黄色く変色しています。プラ風防は、もちろん傷はありますが、比較的きれいです。ベゼルやケースには腐蝕が見られますが、まあまあの状態です。

 ゼンマイが巻けません。巻きの受板を外して香箱に載っている歯車を取り出します。香箱の軸から外れていました。オイルの汚れも酷いので、ベンジンで洗浄しました。他は面倒なので、洗浄はここだけにします。

 ゼンマイ周りの丸穴車と角穴車の受板には、軸の箇所に石が付いています。ゼンマイは巻けるようになったのですが、テンプが上手く振れません。よく見ると、ヒゲゼンマイが緩急針から外れていました。巻上げヒゲタイプなので、外れやすいです。先の曲がったピンで、ヒゲゼンマイを曲げたりしないよう、慎重に緩急針の間に押し込みます。

 上手く動き出しました。時間は少し進み気味だったので、緩急針で調整しました。
 テンプ周り、ガンギ車とアンクルの接点にもオイルを差しておきました。

 さすがクロノメーター、60年以上たっているのに非常に正確です。

追伸-

 文字盤が黄色く変色しているようなので、ベゼルを外してクリーニングすることにしました。

 ベゼルがきつくはまっていて、開けた時に文字盤を傷つけてしまいました。参ったなぁ。
 文字盤が変色していると思っていたのですが、実はプラ風防が黄色く変色していました。在庫の中から同じ径の風防を探し出して、取り替えます。

 傷はアクリル系の塗料で修復します。

 黄色と白を混ぜてクリーム色を出そうとしたのですが、黄色が強過ぎて文字盤の色が出ません。

 でも細い線状の傷なので塗る箇所も細くて、ほとんど目立たなくなりました。

 風防も透明でキレイになって、これでOKでしょう。

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