17-158「メッセージ」(アメリカ)

未来が判っても、選択は変えない?
 ある日、宇宙から飛来した巨大な楕円形の飛行体が地球の12ヵ所に突如姿を現わし、そのまま上空に静止し続ける。その目的が判然とせず、世界中に動揺と不安が広がる。
 やがて、最愛の娘ハンナを亡くした孤独な言語学者ルイーズ・バンクスのもとに、アメリカ軍のウェバー大佐が協力要請に訪れる。こうして同じく軍の依頼を受けた物理学者のイアンとともに、アメリカに飛来した飛行体の内部へと足を踏み入れたルイーズ。
 7本脚の異星人との接触を試み、飛来の目的を探るべく彼らが使う言語の解読に没頭していくのだったが。(「allcinema」より)

 突然宇宙から楕円形の飛行体が地球にやって来る。
 言語学者のルイーズは、アメリカ軍に要請され、物理学者のイアンらと共に異星人とコンタクトを取り、彼らがやって来た目的を探るため、彼らの言語の解読にあたる。

 SFミステリーのようであるが、監督が「静かなる叫び」「ボーダーライン」等のドゥニ・ヴィルヌーヴということで、そんなにエンターテインメントには走らないんだろうなとは思った。

 飛行体は、アメリカだけではなく、世界12箇所に飛来しており、それぞれの国で異星人とコンタクトを取り、やって来た理由を探ろうとするが、そのメッセージを理解したとき、飛行体を攻撃しようとする国も出てくる。

 友好的な接触をしてきたルイーズは、異星人の言葉の真の意味を理解し、他国の攻撃を思いとどまらせようと奔走する。

 全体的には、緊迫感ある話の展開になっている。

 
 冒頭、ルイーズは子供を授かり、幸せな日々を送ろうとしていたが、夫との離婚、更に娘も難病で亡くし、孤独に暮らしている。

 そんな中、ルイーズは異星人のメッセージを理解しようと奮闘するが、時折娘の姿がフラッシュバックし、娘の何かの言動が、異星人の言葉を理解するきっかけになるのかなと思ったりしたな。

 クライマックスになって、ルイーズの秘密が明らかになり、それが事態を解決に導くようになる。

 全体的には、世界平和への願いが込められている作品なんだと思う。

 ルイーズ自身が表しているメッセージというのは、未来への希望ではないとは思うが、たとえ未来に哀しみが待っていても、その受け取り方で希望にもなるということだろうか。

 
 理解したとは言い難い作品ではあったが、ストーリーの展開と、ルイーズ自身の話は非常に興味深く、余韻を残す作品になっていたな。

 〝非ゼロ和ゲーム〟という言葉は初めて知った次第。

/5

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演」エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー
    マイケル・スタールバーグ、マーク・オブライエン、ツィ・マー
於:TOHOシネマズ新宿<!–

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